2025/12/23 07:30

少し前に、
スパイスを使ったお菓子を作っている方から、こんな相談をもらいました。

「カレー味のスパイスを使ったお煎餅を作りたいんです」

用途は、お菓子用
いわゆる「料理用のカレースパイス」ではありません。


このお煎餅のコンセプト

テーマは
「モヤっとを消化するお煎餅」

仕事でうまくいかなかった日。

  • 仕事で上手くいかなかった💦

  • お客様からクレームが💨

  • 他部署との連携がうまくいかない😢

そんな仕事中のモヤっとを、

モヤっと煎餅を食べて消化しよう、というコンセプト。

モヤっと煎餅を食べながら
課題解決について語るもよし。

コミュニケーションが生まれるお煎餅🍘
だからこそ、
味には「パンチ」が必要でした。


なぜ「普通のカレースパイス」が使えないのか

ここが一番大事なポイント。

料理用のカレースパイスは、

  • 油と一緒に加熱する前提

  • 水分がある前提

  • 塩や旨味と一緒に使う前提

で設計されています。

でも今回は
お煎餅用のスパイス。さらに、

  • せんべいを焼いたあと

  • 醤油などで表面をコーティングする

という工程がある。

つまり、

  • 香りが飛びやすい

  • 醤油に負けやすい

  • 辛さだけが立ちすぎる

という問題が起きやすい。

そのまま既存のカレースパイスを使うと、
**「思ってたのと違う味」**になりがちです。


パンチは欲しい。でもやりすぎると壊れる

この商品は
しっかりパンチが欲しい商品

なので、
けっこうパンチの効いたスパイスを使っています。

ただし、

  • 辛すぎるとお煎餅として成立しない

  • 香りが強すぎると醤油とケンカする

このバランスが本当に難しい。

試作では、

  • 香りはいいけど弱い

  • 辛さはあるけど雑

  • 食後の余韻が重すぎる

など、何度も微調整しました。


今回の作り方(OEMの形)

今回のスタイルは、

  1. 原料となるスパイスをこちらで開発

  2. そのスパイスを、依頼主さんが製造工場へ持ち込み

  3. 最終商品(お煎餅)として完成

という流れ。

スパイスは
**小ロット(今回は約3kg)**で対応しています。

「完成品を全部こちらで作るOEM」ではなく、

一部工程だけ関わるOEMという形です。


OEMは、こういう相談から始まることが多い

今回も最初は、

「これ、スパイスでどうにかなりますか?」

という、かなりざっくりした相談でした。

すべてをお受けできるわけではありませんが、

  • 用途がはっきりしている

  • どんな人に食べてほしいかが決まっている

こういった相談は、
一緒に形にできることが多いです。


おわりに

FATCAMP kitchenでは、
このように 既存の商品に合わせてスパイスを設計する
という形のOEMも行っています。

「料理用じゃないスパイスって作れる?」
「お菓子用でもいける?」

そんな段階からでも、
気になる方はメールでご相談ください。