2025/05/04 20:00
FATCAMPは2015年からスタートして、手探りながらも毎年開催を続けていました。
ただ、続ければ続けるほど、ひとつの課題が見えてきました。
「年に1回しかやってないフェスって、知ってもらうのがむずい」
SNSで写真を投稿したり、出演者情報を出したりはしていたけど、
**“FATCAMPってどんな空気なん?”**っていうのは、どうしても画面越しじゃ伝わらない。
食べて、聴いて、遊んで、ゆる〜く1日過ごすあの感じは、やっぱり体験しないとわからないなって。
「どうしたらもっとFATCAMPを知ってもらえるんやろ?」
「もっと、いろんな場所で“FATCAMPっぽさ”を届けられへんやろか?」
そんなことを悶々と考えているうちに出てきたのが──
「じゃあ、動く宣伝カー作っちゃえば?」というアイデア。
音楽流して、目立つ車で街を走って、フライヤー配ったりして…。
でもそれだけじゃつまらんな。どうせなら、“食べてもらう”ところまでできたら最高やん。
そうして浮かんだのが、「キッチンカー」という選択肢でした。
ご飯を出しながら話もできるし、出店すればイベントにも混ざれるし、
なにより「FATCAMPってなんなん?」という問いに対して、「これ食べてみて」で伝えられる。
最初はほんとに“宣伝カー”のつもりだったんです。
でもそれが、いつの間にかFATCAMP kitchenとして本格的に走り出すことになるとは…
このときはまだ、まったく想像していませんでした。